店舗づくりコラム

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【古民家カフェ】内装デザインのポイント

店舗デザイン・設計施工の株式会社アースラインです。

チェーン店のカフェは気軽に利用できる上に、行く先々、比較的どこにでもあるので大変便利ですが、どうしても日常使いが多いため、喧騒を離れてリラックス…という感じではなかったりしますよね。
そんな中、忙しない日常から離れ、リラックスできる場所として古民家カフェが今、大人気です。カフェにいる時間や空間そのものを楽しむ、非日常の世界が好まれています。

では古民家カフェを開業する際の内装デザインのポイントは何でしょうか?注意すべき点とともにご紹介します。

 

古民家カフェ スイーツ

 

立地と集客を考える

 

古民家カフェは、古民家を改装して古民家の雰囲気そのままに、新たに綺麗なカフェとしてオープンします。その為、カフェとして利用できる古民家を探す必要があります。

都内などにも古民家は存在しますが、数が限られているうえ、すでにカフェとしてオープンしていたり、お店としては使用できなかったり、沢山問題はあるでしょう。
また、観光地なら別ですが、住宅地の中の古民家となると、お店としては交通の便が思わしくなかったり、少し奥まった場所に建っていたり、集客の面で苦労するかもしれません。
多少行きづらい場所にあっても、それでも行きたい!と思わせるコンセプトや料理、内装やサービスが必要になるでしょう。

また、住宅地にオープンを考えているなら近隣住宅への配慮は欠かせません。繁盛店となると行列やマスコミへの露出で近隣の方にご迷惑をかける場合があります。他にも駐輪や駐車などのトラブルも起こりがちです。地元の方に受け入れてもらえるよう、普段からコミュニケーションをとりましょう。

 

立地の良い新築物件を古民家風にアレンジする事は可能ですが、賃貸の場合は装飾も限られますし、やはり長い年月を過ごしてきた古民家とは趣が違います。
古民家カフェファンを取り入れたいなら、本物志向をあきらめず、根気強く古民家を探すことをお勧めいたします。

 

賃貸物件?それとも購入?

 

物件を購入するのか、賃貸するのかも大きなポイントです。賃貸ならかかる費用は少なくて済みますが、機材の設置に制限があることがあります。後のトラブルを防ぐため、どこまでなら改修していいのか確認してから契約しましょう。また、通常の賃貸物件とは違い、店舗としての利用には保証金がかかります。物件によって違いますが、賃料の10ヵ月分ほどのところが多いです。住宅を賃貸する際の敷金にあたるものですが、店舗は家賃滞納リスクが高いので高額に設定されています。

古民家を一棟購入すれば自由度は広がります。しかし、店舗としての使用に適さなかった場合、大きなリスクを背負うことになってしまいますので、物件選びは慎重に行いましょう。

 

店舗に適した物件か

 

普通の民家を店舗としてリフォームするときに注意してほしいのが、設備面です。古民家はもちろん家庭用の設備なので、業務用の調理設備が設置できるかを確認しなければなりません。床が設備の重量に耐えられるかどうかも重要です。

また古い家だと水回りや排水設備が痛んでいることがあります。一部の改修ならまだしも、全面的に修理が必要だと思わぬ出費を招きます。

雰囲気だけでなく、「基礎や柱が今後の使用に耐えられるか」「業務用の設備が設置可能か」などしっかり確認し、どの程度の費用がかかるか試算します。

 

古民家カフェ 内装

 

コンセプトを明確にする

 

まずは目指す店舗のイメージからコンセプトを明確にします。
コンセプトの設定と共に、ターゲット層も決めましょう。

  • お庭が自慢の一軒家カフェ
  • 収穫体験もできる農家を思わせるカフェ
  • 昭和レトロな家をモチーフにしたカフェ

など、似た雰囲気のカフェに実際に行ったり、ネットで検索したりしてイメージを形にしていきます。
施工会社に依頼する際は、参考画像を示すと伝わりやすくなります。

 

古民家カフェ フードメニュー

 

また、フードメニューを充実させるのか、軽食だけにするのか、スイーツやドリンクに限定するのか…
それによって必要な設備が変わります。内装施工後には変更が難しい部分もありますので、注意が必要です。

また、周辺をリサーチし、来店客として見込まれる層を設定します。その方たちが、その店のターゲット層となります。
ターゲット層に関する記事は以前にも掲載していますので是非一度ご確認下さい。
その上でメニューを決定し、設備にかかる費用を把握しておきましょう。

 

『古民家カフェ』というだけで、一定の層からの興味・関心を得られ、オープン時にはある程度の集客が見込めるでしょう。しかし、そのオープン直後の波はしばらくすると落ち着いてしまいます。

オープンして数カ月経っても順調にお客様を集めるためには古民家を上手く利用した素敵な空間となっていることや、古民家カフェ好きの心をくすぐるコンセプトである事も重要です。

カフェスペースとは別に、和小物やお店の関連グッズなどを販売する物販スペースを設けるのもいいかもしれません。

 

古民家カフェの内装・施工はアースラインにお任せください

 

アースラインでは、カフェ・飲食店の内装デザインも数多く承ってまいりました。 これまでに蓄積したノウハウを生かし、無駄のない洗練されたデザインをご提案させて頂きます。

チェーン店に負けない、オリジナリティ溢れたカフェを、オーナー様と一緒に作り上げていくことをお約束いたします。
店舗デザインで悩まれている方は、ぜひ店舗デザイン・設計・施工のエキスパート集団「アースライン」にご相談くださいませ。

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