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【クリニック開業】医療モール開業のメリット・デメリット

店舗デザイン・施工の株式会社アースラインです。

世界に先駆け超高齢社会となった日本では医療体制の見直しが進められてきました。そんな中、昨今注目を集めているのが「医療モール」の存在です。

商業施設などにある、複数の医療施設が集合するビルで、買い物のついでに立ち寄れるというアクセスの良さや、複数の科をまとめて受診できるといったメリットがあり、地域社会にとってなくてはならないものとなりつつあります。

独立を目指す医師の方にとっても、「医療モールへ入居して開業」というスタイルは、選択肢の一つとなっていくことでしょう。そこで今回は、医療モールで開業をするメリットやデメリットを紹介していきます。

病院の待合室

メリット1:開業直後から一定の集患が見込める

医療モールの大半は、ショッピングモールなどの商業施設の中や駅近ビルなどにあります。つまり、施設に足を運ぶすべての人に対し、アピールをしていくことが可能なのです。

新規開業をした際の大きな問題として、どれだけ多くの患者さんに医院の存在を知ってもらい、足を運んでもらえるかという点が挙げられます。

医療モールでの開業であれば、この「集患問題」をクリアするのが比較的容易です。

開業後の早い段階で一定の集患を確保できれば、院の運営に関してもある程度の目処が立てられるはずです。

メリット2:モールに入居する他の医院との連携が図れる

医療モールには、専門が違う複数の医療施設が並びます。患者さんにとっては複数の医院へ一度に足を運べるというメリットがありますが、医院側にも、他の医院の先生と患者さんの情報を共有し、一緒にケアをしていける、というメリットがあります。

こうした連携を強化できるのは、医療モールならではの特長と言えるでしょう。

医院 医療モール

メリット3:地域に必要とされる医院に成長できる

通常、医院を新規開業する際は、場所の選定から集患、事業計画など、さまざまなことを考えていく必要があります。その点、医療モールでの開業であれば、これまで挙げてきたようなメリットを享受できるため、経営やマネージメントなど、医療以外のことには必要以上に労力を割かずに済みます。

つまり、より一人ひとりの患者さんに向き合い、その人に合ったきめ細かい医療活動ができる、というわけです。このような医院の存在は、患者さんにとっては間違いなく心強いものです。そうして、地域に不可欠な存在として根付いていければ、安定した医院の運営にもつながっていくことでしょう。

デメリットも事前にチェック

さまざまなメリットがある医療モールでの開業ですが、デメリットもないわけではありません。万が一ですが、他の医院の評判が悪かった場合、そのあおりを受けて経営困難に陥ってしまう可能性があります。

また、隣接する医院とは一種の共同体を構成するわけですから、しっかりとコミュニケーションをとっていかなくてはいけません。連携がうまく取れないと、経営状態にも響いてくるものです。

さらに気を付けたいのが、医療モールがある施設自体に、人があまり来ないというケース。開業前には、実際にご自身で何度かモールに足を運び、曜日や天気による集客具合や客層などをチェックしておくといいかもしれません。

アースラインは、クリニックの開業もサポートします!

アースラインは、店舗デザイン専門のエキスパート集団です。豊富な施工事例と確かな実績を持っております。

デザインや施工だけでなく、立地調査や事業計画、資金の借り入れなど、開店前のお悩みについてもお力になることができます。

検討中の物件に対し、さまざまな角度から分析、検証を行い、物件選びをサポートいたします。
医療モールでの開業の際は、ぜひご相談ください。必ず、お力になれるはずです。

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