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ユニバーサルデザインを意識した店舗デザインのポイント

店舗デザイン・設計施工の株式会社アースラインです。

店舗には、さまざまなお客様が訪れます。小さな子どもやお年寄りだけでなく、車いすを利用している人や海外からの旅行客が来店するかもしれません。お客様のニーズも多様化しています。様々なお客様を集客するためにも、快適に利用できる備えは用意しておきたいところです。

今回は、誰もが利用しやすい「ユニバーサルデザイン」を意識した店舗デザインについてご紹介します。

ユニバーサルデザインとは

ユニバーサルデザイン

「ユニバーサルデザイン」とは、ユニバーサル(universal=普遍的な)の言葉が表すように、「全ての人のためのデザイン」を指す用語です。具体的には、年齢や障がいの有無、体格、性別、国籍などにかかわらず、できるだけ多くの人にわかりやすく、利用可能であるようにデザインすることとされています。

ユニバーサルデザインは、「バリアフリー」と混同されることが多いようです。しかし、バリアフリーは障がい者や高齢者に対するバリア(障害)を排除した施設や、排除するための施策を指す言葉であり、ユニバーサルデザインの方がより広い層を対象にしているといえます。

混乱しないために一つ例を挙げてみます。
例えば、建物の玄関前に段差や階段があるとします。
玄関前にある段差や階段にスロープを付けるのはバリアフリーの考え方で、設計時点から段差ではなくスロープを計画し作りあげる事がユニバーサルデザインの考え方です。

 

全ての人のためのデザインを推進するにあたって、まとめられた7つの原則があります。

  1. 公平に利用できること (Equitable use)
  2. 使ううえでの柔軟性が高いこと(Flexibility in use)
  3. 使い方が簡単ですぐわかること(Simple and intuitive)
  4. 必要な情報がすぐにわかること(Perceptible information)
  5. うっかりミスが危険につながらないこと(Tolerance for error)
  6. 身体的な負荷が少ないこと(Low physical effort)
  7. 利用しやすいスペースや大きさが確保されていること(Size and space for approach and use)

これらの原則は、必ずしも全てを達成する必要はないため、努力目標として参考にしつつ、店舗のデザインに取り入れていきましょう。

 

誰もが利用できる店舗を目指す

さまざまな場所やお客様を意識したシチュエーションを想定し、どういった工夫をすれば「誰もが利用できる店舗」になるかを考えましょう。

 

1.安全に配慮したデザイン

高齢者、小さな子ども、車いすやベビーカーを利用するお客様の安全に配慮することが大切です。

店舗の入り口から内部へとつながる通路は、幅を広くしましょう。設計やデザインの段階では、幅を広くとっていても、実際に営業が始まると、いつの間にか商品棚やポップが飛び出して通行の妨げになることもあります。一般的に、車いすが通行できる幅は90cmといわれているので、余裕をもって120cmほどの幅をとるのが理想的です。うち1か所は旋回のために、さらに広い180cmほどの広さがあると無理なく店内を移動できます。

スロープ板

段差解消用のスロープ板

アースライン施工事例

また、通路上の段差も考慮しなくてはいけません。車いすやベビーカーに配慮し段差ではなくスロープに変更しましょう。
上の写真のようなスロープ板なら、安価なうえ、設置も容易です。

階段などの大きな段差は、転落などの事故に繋がるため特に危険です。事故を未然に防ぐためにも、色や照明を工夫して足元を明るくするほか、小さな段差もなるべく排除できることが理想的です。

 

2.使いやすさを重視したデザイン

店舗を快適に利用できるような小さな気配りが、お客様の満足度に繋がります。

主に活躍するのは「センサー」です。例えば自動ドアは、ドアを開閉する負担をなくし、スムーズな出入りを助ける効果が期待できます。近づくと自動で開くもののほかに、手をかざすと開くタイプもあるので、店舗にあったものを採用しましょう。

洗面台 センサー

店舗の使いやすさを考えるうえで、重視したいのはトイレです。使いやすさや衛生面を考慮したいトイレでも、便器の自動洗浄、自動で水が流れる洗面台、ハンドドライヤーなど、センサーは多方面に活躍します。さらに、これらを採用することで、流し忘れ・蛇口の閉め忘れ、使用済みペーパータオルの散乱を防ぐというメリットもあります。
また高さの低い洗面台、各所に手すりを設置するといった工夫があるとより良いトイレになるでしょう。

3.視覚的に分かりやすいデザイン

サインなどのデザインは視覚的に分かりやすいものを採用しましょう。分かりやすいデザインはお客様の店舗利用を円滑にし、混乱を防ぐだけでなく、店舗運営の効率を向上させます。

上の二つのサインはどちらもレストルームと書かれています。英語になじみのある人には上のサインでも問題ないでしょう。しかし、我々日本人の中には筆記体になじみのない人も多いです。
かっこよくおしゃれに見えるのは上のサインかもしれませんが、ひと目見ただけで分かりやすいのは、やはり下のサインでしょう。

この様にすべての人に分かりやすく、優しく、利用しやすいことが重要です。

他にも店舗の利用方法を示す案内板や、メニューなどを工夫したいところです。文字は大きめにし、背景との明度差に気をつけて見やすい配色にしましょう。魅力的でオシャレなフォントは、分かりにくいことがあるので注意が必要です。

ピクトグラム

また、海外からの旅行客や在住外国人の利用も考慮しましょう。在住外国人の識字率がもっとも高いのは、ローマ字ではなくひらがなという統計が出ています。地域によってはひらがなにすることもユニバーサルデザインの一つといえます。
英語や中国語といった他言語を併記する方法もありますが、「ピクトグラム」を用いるのがおすすめです。ピクトグラムは国際的にある程度意味が統一されており、「禁煙」「非常口」といった情報を、図記号で多くの人に伝えられます。

店舗デザインは豊富な実績のアースラインにおまかせください

店舗デザイン・設計施工のエキスパート集団であるアースラインは、豊富な施工事例と確かな実績を活かして、お客様のご要望を叶えます。

幅広い層のお客様にご利用いただけるようなデザインも、店舗の種類を問わず承りますのでお気軽にご相談ください。

株式会社アースライン
株式会社アースラインです。お知らせなどを発信しています。

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