店舗づくりコラム
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【飲食店開業】インターネットで物件探しは効率的か?
飲食店を開業する際、事業計画、内装イメージの準備はできているのに、物件がなかなか見つからず、開業までに時間がかかってしまうケースが多く見られます。
もし、開業をするために仕事を辞めている場合は、なおさら急いで探したいものです。
しかし、一見便利と思われるインターネットでの物件探は、実は余計な時間がかかってしまう原因の一つでもあるのです。
ネットの物件探しで、出店予定が大幅に遅延?
開業準備には時間もお金も労力もかかり、多忙を極める中での物件探しも容易ではありません。空き時間などにスマホやパソコンで常に物件探しをしている。という声をよく耳にします。
しかし、どれだけ探しても理想的な物件が見つからない、その為出店予定が大幅に延びてしまっている。というケースが圧倒的に多いのです。そしてそれは、飲食店を開業するにあたって一番削ってはいけない部分を削ってしまっているからなのです。
飲食店の開業準備で一番削ってはいけないこと
飲食店の開業準備で一番削ってはいけない部分は開業資金や内装費用ではありません。
一番削ってはいけないことは、物件探しにかける時間と労力なのです。
せっかく開業したのに、出店後数年も経たないうちに廃業してしまう店舗は残念ながら少なくありません。
それは味や人や内装の問題ではなく、最初の物件選びで失敗しているパターンが大半を占めているのです。
では一体、どんな探し方が失敗で、どんな探し方が効率的なのでしょうか。
知っているようでも見落としているポイントは無いか、チェックしてみましょう。
ネットに掲載されない物件情報がある
時間が無いからと言って、ネットでしか探さないのは失敗の始まりです。
なぜならネットに掲載されている情報は借り手がつかずに余っている物件が多いからです。いつまでも余っているような魅力に乏しい物件ほど、早く借り手を付けたくて不動産業者もやたら勧めてくることがあります。
不安要素が残る物件を勧められたら、ご自分の直感に従って、キッパリ断りましょう。
ネットに載る前の良い情報はどうしたら入手できるでしょうか。
それは実際に出店したいエリアに行き、昔から在るような古い不動産屋を5軒ほど回って話を聞いてみる事です。古ければ古いほど、市場に出回らない情報を抱えている可能性は非常に高いです。
ネット世代ではないオーナー様と古くからのお付き合いで繋がっている地元の不動産屋は、ネット世代でないという事が逆に強みでもあるのです。
そういった不動産屋と仲良くなっておく事で情報がいち早く回ってくる可能性が高まりますので、地道にエリアを歩いて回り、ネットワークを広げていきましょう。
自分で実際に見てみることも重要です。
出店したいエリアの街並みや雰囲気、住んでいる人の層、人の流れ、駅の方向、昼の顔、夜の顔、周りにはどんな店があるのかを調べて、実際に見て、感じる事もとても重要なポイントです。
ご自身の肌で得た感覚は、ネット上に載っている文字や画像の情報では得ることができない貴重な一次情報です。
いわゆる「フィーリング」も物件選定の決め手の一つといえるでしょう。
気になる物件が見つかりましたら、そこからはプロにお任せしましょう。
これから開業される業態に対してその物件が向いている、向いていない、特別な工事をしなくても使用可能、現状のままでは使用不可、どれだけの工事が必要で、どれ位の費用がかかる、など的確なアドバイスを受けた上でそこにお店を構えてやっていけるかどうかの判断をされるといいと思います。
まとめ
飲食店を開業するという事は、数十万円のブランドバッグを買うべきか否かというレベルを遥かに超える決断の連続です。
一つ一つの判断がその後のお店の運営に大きく影響してきます。
物件探しにシッカリと時間と労力を費やしてください。
それが理想のお店作りの第一歩です。
株式会社アースラインです。お知らせなどを発信しています。
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