店舗づくりコラム
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【アパレルショップ編】内装デザインで考えるリピーターの増やし方
店舗デザイン・設計施工の株式会社アースラインです。
アパレルショップをデザインするにあたって、流行に敏感な層の注目を集めるためにも、店内の雰囲気は重視したいところです。
今回は店内の雰囲気を重視して、お客様にリピートしてもらえるようなお店にするための、内装デザイン・レイアウトについて考えていきます。
立地を考える
まずは、お店を出すにあたって立地を考えなくてはいけません。街の特色やお店の形態を捉えて、想定しているターゲットと合致しているか確認しましょう。特に、商業施設の中に出店するとなると、並んでいる他のお店や施設によって客層が大きく左右されるので、そういった点も考慮したいところです。
また、外から店内が見えるようにアピールすることも大切です。入口付近はできるだけ広く取りスッキリとさせましょう。他にも、目の前を通りかかった際、マネキンに目を引かれてつい入店、という事もありますのでガラス張りのディスプレイ装飾などは、立地・客層に合わせて工夫しましょう。
客層・コンセプトにあったデザインを心がける
立地について考慮をしたことにより見えてきた客層やアピール方法を活かして、それに応じた内装デザインを作っていきます。コンセプトを統一することでより商品が映え、居心地の良い空間となります。
導線を意識した配置を行う
入店してからお客様が通る経路を買い物導線といいます。
導線を意識して、お客様を店の奥へと誘導できるようなデザインにすることが大切です。
動線次第では、お客様が入ってさらっと見ただけですぐに抜けてしまう、という事態にもなりますので注意が必要です。
什器を規則正しく並べてしまうと、動線が直線で距離も短いためじっくり見ることなくそのまま抜けて行ってしまうのです。あえて什器を互い違いに置くなどして動線を長くすることで滞店時間が長くなりゆっくり店内を見てもらえます。
なるべく歩く距離を増やして、無意識に歩かせる動線にしましょう。
お客様が回遊してショッピングを楽しめるように、曲線的な配置にするのがおすすめです。
滞店時間が長くなればお買い上げにもつながりやすく、店内が賑わっているように演出も出来ます。
「誰も居ない店内に入るのは勇気がいる」という方も少なくないと思いますが、滞店時間を延ばすことができれば、お客様が誰も居ない時間を最小に出来るので、”入りにくい”という意見はぐっと減るでしょう。
また、店の奥の高い位置にシーズン物などの売込み商品を配置することでお客様を店内奥へと誘導することも可能です。
他にも、壁面ラックはトップスとボトムスを上下に展開し、そのままコーディネートになっているように置きましょう。
コーディネートの参考にもなりますし、着るときのイメージが湧きやすく、購買意欲に繋がりやすくなります。
また、気軽に入ってもらうために、入口と対面した位置にカウンターを置くのはよくありません。
入口に立って、スタッフと目が合ってしまうとそれだけで「入りにくい」と感じてしまう人は少なくありません。最悪、入らずに逃げてしまうこともありますので、できるだけ対面する位置にスタッフがずっと居ることが無いようにすることをお勧めします。
通信販売では得られない体験を提供する
通販では得られないもの、それは接客を通じた特別な時間だと思います。
接客してもらうのが苦手な方も居るかもしれませんが、店舗で購入する事の特別感はやはり店頭でお洋服を合わせてみたり、質感を確認したり、試着したり、スタッフとお喋りを楽しみながらコーディネートを教えてもらったり、思いもしなかったお洋服との出会いを経験する事です。
そこに素敵な内装の「空間」が加わればもっと特別な時間を過ごして頂けます。
また、トレンドを雑誌などではなく、店頭のマネキンやディスプレイを見てチェックするという方も居ます。その方が ”今リアルに売れているもの” の場合が多いからです。
スタッフにとっては毎日を過ごす職場ですし、お客様にとっては日常から離れた楽しみの場です。居るだけで気分が上がるような素敵な空間にして差し上げましょう。
バックヤードの充実
アパレルの販売店は確実に、それなりの大きさのバックヤードが必要です。
在庫を確保していないと売り逃しに繋がるからです。
とはいえ、店頭より広く取ることはできませんので、取れるスペースをいかに有効活用できるかが大切です。
背の高い棚を置いたり、作業ができるスペースを確保したり、スタッフの荷物を置く場所も必要です。
商品だけでなく、POPやイーゼルなどの販促物を保管するスペースも必要になります。
アパレルショップのデザインはアースラインにおまかせください
アースラインは、店舗デザイン・設計施工のエキスパート集団です。豊富な施工事例と確かな実績を持っております。
立地やコンセプト、導線を意識したデザインづくりだけでなく、様々な開店前のお悩みまでお気軽にご相談ください。
株式会社アースラインです。お知らせなどを発信しています。
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