店舗づくりコラム
Blog
【パン屋・ベーカリー編】居抜き物件をおしゃれに変身させるコツ
店舗デザイン・設計施工の株式会社アースラインです。
パン屋・ベーカリーを開業するにあたって、居抜き物件を選び、前テナントの設備や什器をそのまま使おうと考えている人も多いのではないでしょうか。
居抜き物件は、設備や什器の購入コストを抑えて開業できるという魅力があります。しかし、内装や設備がない状態から建てるスケルトン物件よりも、思い通りの内装デザインにするのが難しく、必要以上に手を加えると思わぬ費用がかかってしまいます。
そこで今回は、居抜き物件の良いところを残しつつ、おしゃれなパン屋に変身させるコツをご紹介します。
居抜き物件の選び方
パン屋の開業は、オーブンやパンを発酵させるためのホイロなどの設備にお金がかかります。費用を節約するためには、元のお店がパン屋もしくは設備の似通っているケーキ屋・パティスリーだった物件を選ぶと良いでしょう。
もし、開業したい地域に該当する物件がなかった場合は、飲食店だった物件がおすすめです。パン屋には、上下水道や排気口、ガスといった設備も必要なため、元々が飲食店ではない居抜き物件に設備の追加をするとお金がかかってしまいます。
座席が用意されているレストランやカフェからパン屋への改装は、イートインスペースを確保できるのがメリットです。それだけでなく、ベーカリーカフェにするという選択肢も生まれます。
駅チカ物件なら、駐車場はなくても構いません。ただし、駅から離れた住宅街など交通の便が悪い物件の場合は小規模でいいので駐車場が欲しいところです。
参考記事
優良居抜き物件の探し方・注意点、教えます
ナチュラルな木目調の内装でパン屋らしさを演出する
多くのパン屋で採用されている木目調の内装は、温かくナチュラルな印象を与えます。
白を基調とした清潔感溢れる空間、高級感のあるシックで落ち着いた空間、レトロでアンティーク風な空間、反対にスタイリッシュでモダンな空間など、さまざまな内装にマッチする汎用性の高さが木材の魅力です。前テナントの内装で、使えそうなものがあれば、それと組み合わせるだけでもパン屋らしさがグッとアップします。
前テナントがパン屋だった場合は、別店舗だと認識してもらわなくてはいけません。前の店とは違うイメージカラーに染め上げたり、パン屋のイメージを壊さない程度に材質の違う什器を取り入れたりして、お店の雰囲気を変化させましょう。
パンもインテリアのひとつ
パン屋にとってのパンは、商品であると同時にインテリアでもあります。お客様にとって、美味しそうなパンが並んでいる光景はワクワクするものです。什器や内装だけでなくパンも最大限に利用して、お店を魅力的な空間に仕上げましょう。
照明でパンを美味しそうに見せる
上の画像を見て、パンの右半分と左半分、どちらが美味しそうに見えますか?
多くの人はパンの右半分に魅力を感じるのではないでしょうか。電球色という温かみのある照明は、パンをはじめとした食べ物の多くを美味しそうに見せる効果があります。
ただし、冷たい食べ物に限っては自然な昼白色や青白い昼光色の方が適切です。そのため、前テナントが取り扱っていた商品によっては、電球色ではない照明を用いている可能性もあります。電球の交換なら費用もさほどかからないので、パンを美味しそうに見せるためにも電球色を採用しましょう。
参考記事
【カフェ・飲食店編】店舗デザインにあったショーケースの選び方
前テナントのオープンキッチンを利用する
前テナントの業態によっては、販売スペースから厨房が覗ける「オープンキッチン」形式になっていることもあります。
常に厨房が見られているので、オーブンの汚れや、棚のホコリが目立ってしまうと逆効果です。パンの取り扱いや厨房の清潔感には特に気を配らなくてはいけません。清潔な厨房で丹精込めてパンを作っている様子や良い匂いがお客様に伝われば、お客様からの信頼という大きなものを得られるはずです。
アースラインは、店舗デザインはもちろん物件探しも手伝います!
店舗デザイン・施工の実績が豊富なアースラインでは、居抜き物件の物件探しもお手伝いしております。
ご要望に適した物件かを見極め、業種・業態に検討中の物件が向いているのか、ご希望のコンセプトに合う店作りが可能なのかをプロの目線で査定しますので、お気軽にお問い合わせください。
株式会社アースラインです。お知らせなどを発信しています。
関連する記事
-
- 2019.04.24
- 店舗づくりコラム
-
- 2018.12.25
- 店舗づくりコラム
-
- 2018.06.09
- 店舗づくりコラム
-
- 2019.01.22
- 店舗づくりコラム