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【店舗施工】開放感あふれるテラス席 設置のポイントと申請について

アースライン・コラム編集部です。

夏本番、暑い日が続くと、テラスのあるお店で冷たいものを飲みながら体を休ませたいと思う人が増えてきます。テラス席などの屋外の席は開放感があり、ゆったりと過ごせますし、新型コロナ感染拡大防止の観点からも注目されています。
今回は、テラス席設置のポイントだけでなく、その申請についてもご説明します。

テラス席のあるカフェ

テラス席で座席数を増やし、収益向上を図る

テラス席とは、店舗のある建物の1階部分から外に突き出たスペースのことです。屋内と窓や扉などでつながっているスペースに、客席があります。ソーシャルディスタンスを求められるいま、店内の座席数が少なくなっています。テラス席を設置し席数を増やすことで、収益向上にもつながります。

飲食店経営は、現在、厳しい状況となっていますが、テイクアウトを開始したりテラス席を設けたりすることで、新たなビジネススタイルを確立しようとしている店舗があります。また、この機会をチャンスと捉えオープンする店舗もあります。これから営業を開始する店舗は、開放感や衛生面への配慮が、これまで以上に求められるでしょう。

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2020年6月 テラス席を設けるための「道路占用の許可基準」が緩和

国土交通省が、令和2年6月5日、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける飲食店を支援するための緊急措置として、「3密」を回避するとともに飲食店が歩道などを利用して営業できるよう、道路占用の許可基準が緩和されました。

緩和対象の期間

令和2年6月5日から令和2年11月30日までの期間限定で緩和されています。12月1日以降については、それまでの実施状況などを踏まえて検討されることになっています。

緩和対象の店舗

飲食店はもちろん、物品を店舗の外で販売する店舗も対象です。合意が得られれば、1階の店舗だけではなく2階以上にある店舗や地下店舗、沿道以外の店舗も対象です。
ただし、個別の店舗ごとの申請は受け付けておらず、地元の協議会や商店街など、民間団体ごとに申請します。

占用場所

十分な歩行空間(交通量が多い場所では3.5m以上、その他の場所では2m以上)の確保が必要です。
ただし、交通規制が行われるなど「安全」な歩行空間の確保ができる場合に限り、歩道のない車道などにおいても、店舗前でのテラス営業を行うことが可能です。

占用料の免除

施設付近の清掃や除草に協力するといった条件を満たしている場合、本来発生する占有料が免除されます。

申請手続き

「規制緩和の対象店舗」でご説明したとおり、地方公共団体および地域住民・団体などが一体となって取り組むことが求められるため、個別の店舗での申請はできず、団体などの単位による申請が求められます。

申請には、道路占用許可申請書現況平面図・現況写真などの書類が必要で、道路占用の許可を道路管理者(※) から得る必要があります。

申請してから許可書が交付されるまでの期間は、道路管理者によりますが、1週間から10日程度です。しかしながら、この申請は、「申請すれば必ず許可が下りるもの」ではありません。認められない場合もありますので、事前に保健所に相談しましょう。

※道路管理者とは
国道 : 国道事務所(都道府県または政令市が管理する国道の場合にはそれぞれの土木事務所)
都道府県道:都道府県または政令市の土木事務所
市町村道:市町村役場

詳しくは国土交通省サイトや都道府県のサイトでご確認ください。

参考サイト
(東京都)都道及び臨港道路におけるテラス営業などのための道路占用許可基準の緩和について

申請書を作成

屋外に客席を設置するための必要事項

屋外に客席を設置するには、いくつかの決まりがあります。

屋外の客席数は、屋内の客席数を超えない

テラス席をつくることで席数を増やせますが、屋外に客席を設置する場合、屋内客席数を超えない程度にするようにと定められています。また、面積も屋内より屋外席の方が狭くなくてはなりません。それは、急な天候の変化の際に屋外にいたお客様が屋内の席に移動できるように配慮した決まりです。

テラス席は、屋内の客席エリアと隣接させる

テラス席は、屋内の客席エリアと隣接していなければなりません。そのため、道路を挟んだ向かい側の駐車場などに設置はできません。ただし、道路管理者からの許可を受けて設置する場合は、このルールから除外されることがあります。

歩行者の通行スペースを確保する

屋外に客席を設置するにあたり、十分な歩行空間(交通量が多い場所にあっては3.5m以上、その他の場所にあっては2m以上)の確保が求められます。しかしながら、それだけの歩行空間を確保できる店舗は少なく、テラス席を設置できる店舗はかなり限られます。そのため、曜日もしく時間を限ったり交通規制を行ったりするのであれば、歩行者の円滑な通行の確保を条件に屋外席の設置を許可される場合もあります。

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テラス席を設ける場合に必要な申請と注意点

開放的な店舗の施工

現在の日本において、テラス席などのある店舗はそれほど多くありません。また、規制が一時的に緩和されたといっても規制やルールが壁となり、屋外席の設置が難しい店舗もあるでしょう。

既存の店舗をテラス席のある店舗に変えるには、それなりのスペースが必要ですし費用もかかります。そのようなときは、テラス席にこだわらず、開放的なお店づくりから始めましょう。

アースライン施工事例:吉祥寺 ALOHA酒場アロハ酒場

開放的な空間づくり

テラス席でなくても、窓やドアを全開にすることで、開放的な空間にできます。これから施工・改装を検討される方は、ドアや窓を全開にできる、換気しやすい構造にすることをおすすめします。

開放的な店舗は、外から店内も見やすくなります。そのためお客さまも安心してお店に入れるようになり、集客が期待できます。

テーブルやイスの選択はコンセプトを第一に

屋外に置くためのテーブルやイスを選ぶとなると、どうしてもメンテナンスのしやすいものや多少濡れたり汚れたりしても大丈夫なものに目が行きがちです。ですが、一番大切なことは、そのお店のコンセプトにあっているかどうかです。

丈夫で長持ちすることを一番に考えてしまうとコンセプトからずれて、そのうちにお客様も離れていきます。外に置いておくものですから劣化が早いのは当たり前のことです。劣化したら、思い切って新しいものに取り替えましょう。

テラス席の床材

テラス席の床材は木粉とプラスチック樹脂が混ざっている人工木材がおすすめです。木材は安価ですが、腐りやすくメンテナンスに手がかかってしまうことも。人工木材は、他の床材より初期費用は多少高くなりますが、耐久性がありメンテナンスもしやすいため、長期的にみるとお得です。

テラス席を設置するにあたり、配慮が必要なポイント

屋外の席は、壁や天井などがないため、通常の店舗なら考えなくてもいい部分にも配慮する必要があります。

飲食物は、屋内からサービス

衛生状態の確保のため、壁や屋根がない屋外に、サラダバーやフリードリンクカウンターなどを設置することは許可されていません。そのため、屋内からテラス席に、適宜、運ぶ必要があります。
たとえば、バーベキューなどであっても、食材の盛り付けは室内で行うことが義務付けられています。

騒音や匂いに気を配る

飲食店から発生する騒音や匂いは、近隣店舗やお住まいの方にとっては、思いのほか気になるもの。特にテラス席は窓やドアが開け放たれているため遮るものがなく、音や匂いなどが店舗の外まで流れていきます。

店舗が出す音には「人の話し声」「車やバイクのエンジン音」「BGM」「厨房の音」などがあります。お客様の話し声もそうですが、厨房からの話し声や調理器具による音も、近隣にお住まいの方には騒音と感じられる場合があります。生活音の延長ではありますが、民家まで聞こえてしまいそうなら防音対策を行うなどの工夫が必要です。

また匂いも大敵です。仕込みや営業ピークの時間に、かなり強い匂いがでることがあります。作業工程の見直しや使う機材の変更、日々のこまめな清掃など、少しの工夫で発生を大きく抑えられることもあります。また、高い位置から室内の空気を排気することで、匂いが気にならなくなるほど薄くなるため、排出ダクトの向きや高さも工夫しましょう。

参考サイト
環境省:飲食業の方のための「臭気対策マニュアル」

暑さ・寒さへの対策

屋外席の集客は、天候に左右されるため、暑さや寒さへの対策がとても大切です。

暑さ対策としては移動式の屋外用エアコンがおすすめです。それぞれの席の近くから冷風を送ることで、人々が気軽に涼を取れる空間へと変わります。また、エアコンを使うのであれば、ビニールカーテンなどがあるとより効果的です。

ビニールカーテンは、寒さ対策としても利用できます。また最近では、寒さ対策としてパラソルヒーターを置いている店舗も増えてきました。見た目もとてもおしゃれなので、近くに座りたい方でにぎわっています。

お客様をよぶ開放感のあるお店

カフェの食事

オシャレなテラス席は、お店全体の活気が屋外まであふれ、道行く人々の興味を引き、集客につながります。テラス席は効果的な集客方法の1つ。外から店内が見えるため、人々に安心感をあたえ、店内へ誘うのです。

おしゃれで開放的な空間で、ゆったりと美味しいものを食せる場を提供していきましょう。お客様が外食に求めるものが、いま、大きく変わりつつあります。その変化をキャッチし、柔軟に対応することが店舗に求められています。

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