店舗づくりコラム

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繁盛店デザインのカギは「照明」にあり!

店舗デザイン・施工の株式会社アースラインです。

 

リピートしたくなるような雰囲気あるお店づくりをする上で、「照明選び」は重要なポイントとなります。

照明の使い方や色合いなどが変わることによって、お店の雰囲気もガラリと変わりますし、商品やサービスをより良く見せる演出方法の一つとして、照明術は非常に有効です。

今回は、「繁盛する店舗照明術」というテーマで、照明の選び方を紹介していきます。

 

「色温度」を知ってお店にぴったり合った照明を選ぼう

空間の居心地を決定づける要素として、照明の「色温度」というものがあります。

たとえば、リラックスできる雰囲気のカフェやレストランを作るのであれば、オレンジに近い色の白熱電球などを用いた、温かみのある柔らかい光の演出が効果的です。

リビングやオフィスなど、アクティブに活動する時間帯、場所などでは部屋全体を明るく照らし、目が覚めるような爽やかな印象を作り出せる白色の照明が多く使われています。

それより明るい昼白色の照明は医療施設の診察室や、ショッピングモール、スーパーなどに使われています。この明るさになると雰囲気や演出効果としては使いません。診察室では患者さんの体の状態を正確に判断したり、作業をする手元を明るく見やすくする効果があり、ショッピングモールやスーパーでは、商品を買うお客様が服や食品の色を正確に知る必要がある為、昼白色の照明を使います。
色温度を表す単位をケルビンといい、数値が低いと温か味のあるオレンジ色に寄り、数値が高くなると光は白っぽくなっていきます。空間や物をくっきりと見せる効果も高くなります。
白い光よりも温度が高くなる(明るくなる)と昼光色といい、光が青みがかってきます。青みがかった光は集中力を高める効果があり、眠くなりにくいので、オフィスや学校、塾などで多く使われています。この明るさもまた、演出に使うというよりはベース照明として使います
このケルビンの数値で6500Kと、高い数値が必要になってくる業種が美容室です。髪のカラーリングのチェックをするのに必要な明るさで、演出としてではなくベース照明として使われます。光が強く、付ける位置によってはお客様の顔に影が出てしまったり、青みがかっているので顔色を健康的に美しく魅せる効果は期待できません。
そこで、異なった数値の光を組み合わせたり、付ける位置を工夫したりすることで、 明るすぎて雰囲気が出せない、明るい照明を使っているのに影が出てしまう(暗く見えてしまう)などといったお悩みも解決できるでしょう。

 

商品に「スポットライト」を当てて購買意欲を高めよう

エンターテイメントの舞台で主役を照らす「スポットライト」というものがあります。

お店でいう「主役」とは、物販であれば陳列している商品、ということになりますね。

主役にどう照明を当てるかで、商品、ひいてはお店全体の印象が変わってくるでしょう。

お店全体の雰囲気については、先ほど紹介した「色温度」を元に考えていきながら、商品にはピンポイントで照明が当たるように工夫をし、引き立たせていきましょう。

顧客の視点を商品に集めさせ、より良い印象を与えて購買意欲を高めることにつながります。

 

「演色性」に注目し、自然光のライティングに近づけよう

「色温度」と共に、照明選びのポイントとなるのが「演色性」です。

少し難しいので簡単に言ってしまうと、「太陽光の下で物を見たときの物の色」が一番自然な「本来の色」とした時に、より本来の色に近い色味を出してくれる照明ほど、「演色性が高い」ということになります。

 

演色性は、お客様に正確な色味を伝える必要があるお店にとっては業績に影響する重要なポイントです。

たとえば飲食店の場合、照明の演色性は料理の見た目を左右します。

人は、視覚によっても受ける味の印象が変わるものです。

演色性の高い(自然光に近い)照明を用いれば、料理はより美味しそうに見えてきます。

 

また、サロンや美容室などの美容系店舗の照明が「演色性が低い」(自然光とは違った雰囲気になってしまう)場合、顔色が悪く見えるだけでなく、ヘアカラーの見え方も変わってきてしまい、クレームに繋がってしまうケースもよくあります。未然にリスクを回避できるなら、お店を作る前にプロに相談をしてみた方がお得かも知れません。

人の姿をより美しく健康的に見せたい、服や食べ物をより鮮やかに魅せたい、など、照明は妥協することなく選びたいですね。

なお、演色性を表す数値として「平均演色評価数(Ra)」があり、自然光をRa 100としたときに、より100に近い数値ほど演色性が高い照明ということになります。Ra 80〜90程度のものが、演色性の高さを求める上でのひとつの目安となります。照明選びの参考にしてみてください。

 

照明ひとつでお店の雰囲気はガラリと変わります

照明はうまく使い分けることによって、お店の雰囲気をがらりと変えることができます。

たとえば、ランチとディナー両方の営業をしている飲食店であれば、昼間は明るめの照明で気軽に使える空間を演出し、夜は暗めの照明にすることでムーディーな雰囲気を生み出す、といった具合です。

このように照明を切り替えることで、一つのお店でも異なった印象を作り出すことができるのです。

時間帯によって違った顔を見せるお店づくりは、一見客が再訪を検討するきっかけにもなります。そのための演出として、照明は有効に活用していきたいところですね。

 

アースラインでは、お店の雰囲気に則した照明を提案します!

 

アースラインは、店舗デザイン専門のエキスパート集団です。豊富な施工事例と確かな実績を持っております。デザインや施工だけでなく、立地調査や事業計画、資金の借り入れなど、開店前のお悩みについてもお力になることができます。

照明に関しても、オーナー様の求める店舗の雰囲気に則したものを提案させていただきます。専門知識をベースに、頭の中のイメージを形にするところからご協力できますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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