店舗づくりコラム
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【カフェ・飲食店編】店舗の内装に合った照明の選び方
店舗デザイン・設計施工会社のアースライン です。
カフェや飲食店を起業しようとしているオーナー様には、それぞれ作りたいお店のイメージがあることでしょう。
せっかくオープンさせるのだから、お客様から愛され長く続けられるお店にしたいものです。長く愛され続けるためにはより多くのお客様に来ていただく必要があります。
来店客数を増やすためには、居心地の良い空間を作ることが大切です。今回は店舗の内装の中でも演出上重要な照明にスポットを当てて見ていきます。
ターゲット層を設定する
カフェや飲食店の内装を考える上で、まず必要なことは、ターゲット層の設定です。
ターゲットの設定法についての記事も以前アップしておりますので参考にご覧ください。
ターゲットが決まったら自ずと、何が必要なのか どんな内装が理想的なのか見えてくる部分もあるかと思います。
来店したターゲット(お客様)が快適に過ごせるのはどんな空間かをイメージします。そこで大切なのは、オーナー様の思い描くコンセプトとターゲット層の志向のすり合わせを行うこと。
オーナーさんの意向だけでなく、お客様目線で考えることで、顧客の囲い込み、売上向上へとつながります。またリサーチの結果、周辺顧客層に合わせてコンセプトの修正が必要になる場合もあります。
では、わかりやすく実例に沿った照明の選び方ご紹介します。
コンセプトとターゲットに合わせた照明選び
コンセプト : クラシック調・照度を落とした静かな店内・大人がくつろげる空間に
ターゲット : 40代以上の男女 ゆったりとディナーを楽しむ為に来店
客席上にはポイントで照明を配置することで、オープンな空間ながらも、テーブルごとにパーソナルなエリアを表現しています。
温かみのある電球色にすることで、料理がより美味しそうに見えるように照らし、表情も柔らかく見せる工夫がなされています。
シャンデリアやランプ風の照明でクラシカルな雰囲気を出すのもおすすめです。
壁面近くの照明を間接照にすることで、ムードのある空間を演出しています。
コンセプト : ナチュラル・自然光が差しているような明るい印象の店
ターゲット層: 20〜30代女性
ナチュラルな印象にするなら、積極的に自然光を取り入れます。夏の日差しが強い場合もあるので、カーテンやブラインドなど日差しを和らげる工夫を施します。
また、テーブルや椅子などの備品の劣化を防ぐためにも、UVカットフィルムやUVカットガラスを使用し、紫外線への配慮をするといいですね。
窓がない場合は、できるだけ自然光に近い色の照明を使います。シーリングタイプにするなど、高い位置から明るく全体を照らすことで、屋外を思わせるような爽やかな印象になります。
コンセプト : オフィスがわりに使える、読書やPC作業もできるゆったり空間
ターゲット層: 20代~30代の男女 学生やフリーランス・ノマドワーカーなどが勉強・仕事をする為に来店
ターゲットの行動を考えると、食事の為だけではなく、多目的な空間の為、仕事や勉強することを想定して照明を選ぶ必要があります。影ができると作業がしにくいので、高い位置から全体を均一に照らし、照明はオフィスで使用するような、白色に近いものだと文字やパソコンの画面が見やすくなります。
注意が必要なのは、吊り下げて使うペンダントライト。エアコンの風や人の出入りで揺れると視界がちらつくので、シーリングやペンダントであれば固定されたものをおすすめします。
昼間は自然光で光量が補えますが、夜間利用も想定される場合、昼と夜とで照明の使い分けができるように配慮しましょう。
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スイッチの場所はどこにする?
これから新たに店舗をオープンするのならば、スタッフの動線を考えて照明のスイッチの場所を配置しましょう。
ご自宅や会社でも経験があるかと思いますが、毎日オンオフするので、少しの不便が大きなストレスになります。
・ドアを開けるとスイッチが隠れてしまう
・一つのスイッチで全部の照明がついてしまう
・広い店内の一箇所にスイッチが集中している
・スイッチが多すぎてどのスイッチがどこの照明に対応しているのかわかりずらい
上記のようなことがないように気をつけましょう。
また、営業中は照度を落とすとしても、掃除や仕込みの際は明るい方が作業がはかどるので、調光可能なものか、全体を明るく照らす照明を用意しておくと使い勝手が良くなります。
工事が始まったら棚やテーブル、備品を配置した際の導線を想定し、不安な点があったら完成前に必ず確認しましょう。配線に関しては特に、変更が難しく、場合によっては完成が遅れたりする可能性もあります。
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アースライン では、オーナー様のご希望を叶えるべく、丁寧にご要望をお伺いいたします。
ご希望のコンセプトをもとに、豊富な店舗施工実績からプロの目線でご提案しております。
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