店舗づくりコラム

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【カフェ・飲食店・商業施設・ホテル・オフィス編】業種別でみる店舗に適した床とは

店舗デザイン・設計施工会社のアースライン です。
意外と目立つ店舗の床。客席の椅子を引いたり、荷物を置いたりと、ふとした時に目が行きます。面積も広いので、汚れや傷が目立つと全体が不衛生に見えてしまいます。
また、カフェや飲食店の床は他の業態と違い、濡れることも想定しなければなりません。
調理スペースはもちろんのこと、傘や靴についた雨水や飲み物がこぼれるなど、床が濡れる頻度が非常に高いのです。そのため、床が濡れたり汚れたりすることに配慮をし、店舗の劣化を最小限にしたいものです。

今回は、店舗の床材の特徴などについて見ていこうと思います。

床材の種類

よく見ると店舗の業種によって使われるものに特徴があります。その中でも代表的な床材をご紹介します。

天然の木材(フローリング)

天然の木材は、種類や色の違いで、様々な印象を演出することができるので好まれます。また、経年で味が出てくるのも魅力です。
その反面、傷がつきやすく、水分で腐食する可能性があります。
そういったことを考えると、無垢材は特に腐食が早いので、土足で歩くフロアや水回りでの使用は避けたほうが無難です。カフェや飲食店で使いたい時は、ウレタン塗装や樹脂コーティングされたものや、防水加工の施せる素材を選ぶようにします。それならば、比較的きれいに保つことができます。
そのような加工がなされているとしても、毎日の乾拭きと定期的なメンテナンスは必須です。

ビニール床

ビニール床
ビニールの床材は、ショッピングモールや病院などでよく使われています。ポリ塩化ビニル製で、大きなシート状のものとタイル状のものがあります。クッション性があるものは、室内の床に向いています。
ビニール床といっても、テカリが強く安っぽいものばかりではありません。最近では、木目調や天然石調、コンクリート調など、本物と見間違うほどリアルなプリントのビニール床もあります。値段の割に高級感のある仕上がりです。
そして、耐久性は劣るものの、安価で張替えやすいのもメリットです。
ビニール素材は、水や汚れには強いのですが、耐火性はないことを覚えておきましょう。
喫煙席がある場合は、施工業者に耐火素材かどうか確認することをおすすめします。ビニール床にタバコを落とすと床材が焦げ、修復も難しいので、美観が損なわれます。

タイル

タイルとひと口に言っても種類はさまざまです。

・磁器タイル   ・・・水や火に強いので、調理場床にも向いている
・セラミックタイル・・・天然石調や大理石調、木調など、選べる幅が広い
・天然石タイル  ・・・高価だが、天然石ならではの高級感が魅力

硬質素材のタイルは、水や油、火に強く、土足での使用にも適しています。丈夫な分、値が張りますが、耐久性やビジュアル面でも使いたい素材です。その反面、簡単には張り替えられません。
ものによっては濡れると滑りやすいことがあります。雨天時の出入り口や調理場付近など、濡れる可能性が高い場所は、よく確認して下さい。

カーペット

カーペットは、ホテルや喫茶店、オフィスなどで使われています。防音性に優れており、イスを引く音や足音が響かないので、静かな雰囲気の場所でよく見かけます。
しかしながら、汚れがこびりつきやすく、水にも弱いため、カフェや飲食店にはあまり向かないかもしれません。濃い目の色や、細かい柄の入ったものを選べば、汚れが目立ちにくくなります。
日常の清掃で落としきれないひどい汚れは、業者による洗浄を行います。
消防法の規制によりカーペットが使えない場合もあるので、施工前に確認してください。

オープン後のメンテナンス費用を考える

店舗の施工業者に、それぞれの床に合ったメンテナンスや掃除の仕方を聞くことをおすすめします。施工時にかかるお金だけでなく、半年後、一年後にかかる経費を考えて選択しましょう。
安く施工できても、数年で床を張り替える大規模な工事が必要になると、結局は高くつくのです。
また定期的なメンテナンスをすれば、キレイな状態を長く保てます。そのためにどれくらいの費用を要するか、あらかじめリサーチしておくといいですね。

内装デザイン・リフォームならアースライン

カフェや飲食店の店舗デザインには、配慮すべき点が多くあります。調理機器や排気口など必ず設置しなければならないものと、営業時の動線を考慮した設計が必要です。
ご希望のデザインと、安全や動線への配慮、内装インテリアのバランスが取れた施工プランをご提案いたします。
アースライン では、これまでに数多くの飲食店の店舗デザイン・施工を手がけてまいりました。豊富な経験から導かれた適切なアドバイス・プランニングができますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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