Blog

店舗づくりコラム


店舗デザインで考慮すべき収納とは?

アースライン・コラム編集部です。
店舗を経営していると、お皿やグラスなどが次第に増え、収納に困ることがあります。とはいえ、できるだけお客さまの目に入らないところに置いておきたいものです。十分な収納スペースを確保するには、どのような配慮が必要でしょうか。

今回は、アースライン社長の佐野が「店舗デザインにおいて考慮すべき収納」についてご説明します。
棚に並べられたグラス

収納はモノの「住所」を決めることが重要

――― 飲食店がつぎつぎにデリバリーをはじめています。デリバリー用の容器をストックしておくとなると、収納スペースも必要になりますね

デリバリーをはじめたら、容器はもちろん、保温剤・保冷剤なども常備しておく必要があるでしょう。普段からお皿・カトラリー・食材のストックなどの置き場所に悩んでいたお店は大変です。

しかし、困っているケースの多くは、うまく片付ければ解決できることがほとんどです。

――― そもそも「うまく片付ける」のが難しいのですが……

営業時間中はとても忙しく、片付ける時間がなかなか取れないものです。忙しさを理由に「とりあえず」モノをいろいろなところに置いてしまう。すると、ますます片付かない状況になってしまいます。

モノを整理するためには、それぞれの住所をしっかり決めておくのが大事だと聞いたことはありませんか? モノを使ったあとに戻す場所が決まっていれば、きちんと片付けしやすくなります。

置くスペースを確保するのが難しいという人もいますが、適切に片付ければ新しい収納スペースを生み出すことも可能です。そのためには収納のノウハウを知っておくといいですね。
棚にきれいに並んだスパイス

収納のノウハウを店舗デザインに活かす

――― 収納のノウハウといえば、アースラインでは全社員が収納検定3級を取得しましたね

収納の知識を身につけたうえで、店舗デザインを行いたいという思いがありました。そのため、社員全員がセミナーを受講して収納検定3級を取得したんです。収納の基本知識を学んだことで「使いやすさ」「片付けしやすさ」「取り出しやすさ」をイメージしやすくなりました。これが店舗デザインを図面に起こしたり、プランニングしたりするのに役立っています。

参考サイト
収納検定を受講(収納王子コジマジックインスタグラム)

――― 収納のノウハウを理解している人が店舗をデザインしてくれるなら、とても使い勝手のいいお店ができそうですね

収納について学んだ経験のある人は少ないので、効率のよい収納ができている店舗もあまり多くはないでしょう。せっかく収納スペースを作っても、いい状態で使っているお店は少ないと思います。

収納を理解したうえで店舗をデザインすると、これまでとは違った視点をプラスして店舗設計を考えられます。アースラインは、このような根本的なところまで考えた店舗デザインをお客さまにご提案していきたいと考えているんです。そのため、収納王子コジマジックが代表を務める「ケイスタイル株式会社」と提携しました。

「収納王子コジマジック」との提携で使いやすい収納を実現

――― あの有名な収納王子コジマジックとの提携なら期待できそうですね!

お互いの事務所がとても近い距離にあったため、セミナールームを借りたのがきっかけです。その後、「ケイスタイル」の研修を受けたことで収納に関する考え方がガラッと変わりました。

従来の店舗デザインでは、収納スペースはあまり重要視していなかったんです。しかし、店舗デザインを行う段階から、それぞれの場所にあった収納スペースをしっかりレイアウトに落とし込むことが、使いやすい店づくりにつながると分かったんです。
収納王子コジマジック

使う場所に収納スペースを設け、スムーズな動線を確保

――― レイアウトに落とし込むとき、収納スペースの目安はありますか?

飲食店の種類によって異なりますが、収納率は最低でも10坪あたり0.5坪は必要です。

カウンターでお弁当の販売のみ行う場合は、0.5坪ではまったく足りません。油・食材などのストック、お弁当のパック、包装などを置くので、10坪あたり1坪以上は必要です。また、イートインとテイクアウトの両方を行っているお店の場合も、普通のお店以上に収納スペースを広くとった方がいいでしょう。

モノを収納するにはどれぐらいの大きさが必要か……といった、細かいところまで気を配ってレイアウトを行う必要があります。モノが溢れ、収納したい場所に収納できなくなってしまったら、使う場所から離れたところに収納スペースを用意しなくてはならないこともあります。そうなるとムダな動きが多くなり、片付けに行くのが面倒ですよね。その結果、やっぱり散らかってしまうんです。

――― 使う場所に収納を設けないと、収納として使われないんですね

 
最近は、どこにどれだけの収納が必要かを想定しながら、店舗従業員の動線上に収納場所を点在させています。

客席ホールと厨房とでは、場所も違えば従業員の動きも異なります。それぞれにあわせた収納を設けることで、スムーズな動線が確保できるんです。
客席ホールの動き

収納スペースをどのように使うかがポイント

――― 厨房の収納の場合は、やはりシンクの下ですか?

シンクの下の収納スペースは、広いように思われがちですが、実際にはそれほど収納できません。それでも、限られたスペースをうまく使いたいものです。

シンクには、シンク下の空間に中段の棚がついているタイプと棚がついていないタイプの2種類があります。従来は「棚があるとモノを収納しやすい」と思い、棚のあるタイプを発注していました。

しかし現在は、下の部分が大きくあいた、棚のないシンクを発注するケースが増えています。その空間にキャスターつきの小型ワイヤーシェルフを入れているんです。従来は腰をかがめて奥から取り出す必要があったものも、ワイヤーシェルフを引き出すだけで、簡単に取り出せるようになりました。

厨房の仕事は、時間との勝負! ただ収納スペースがあればいいというわけではありません。いまある収納スペースを使いやすいものへと変化させることで、より厨房スタッフが動きやすいお店になります。
厨房の動き

――― 「ケイスタイル」との提携で、さらに使いやすい収納へと変化するんですね!

お客さまからのご依頼を受けた場合、店舗施工の後、ケイスタイルのスタッフが収納をより使いやすい状態にしてからお引き渡し、という段取りです。

ケイスタイルのスタッフが、100円ショップなどでいろいろなものを買い揃えて収納術を施し、収納する場所に応じて使いやすいようにしてくれるんです。
このように収納にまで踏み込んだ店舗デザインを行うことで、従業員は働きやすく、お客さまには清潔な印象をあたえる店になります。

店舗デザイン・設計はアースラインにおまかせください!

店舗デザイン専門のエキスパート集団「アースライン」では、物件探しからアフターフォローまで店舗づくりをトータルでサポート。30年以上の経験に基づいた確かな知識と技術で、オーナー様が望むオンリーワンの店舗をカタチにします。

アースラインは、大掛かりな設備が必要な重飲食がもっとも得意。その経験に裏打ちされた確かな知識と技術で、どのような業態でも対応することが可能です。カフェやレストランなどの飲食店のほか、クリニック・サロン・アパレル・スクールなど幅広い業態の施工事例・実績をもっています。

お問い合わせ・お見積もりを無料で行っていますので、店舗づくりについてのご相談はお気軽にお問い合わせください。

関連する記事