店舗づくりコラム
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カテゴリー:店舗づくりコラム , アースラインの考え方
【フレンチレストラン】高級感のある空間を演出する店舗デザインのコツ
アースライン・コラム編集部です。
近年、海外から訪日する外国人が増加しており、5年前と比べて倍以上になりました。
そんな中、高級感のある店の需要が高まりつつあります。高所得層を顧客として迎えるためには、それに見合った上質な空間を提供しなければなりません。
そこで今回は、アースライン社長の佐野が、フレンチレストランの店舗・内装デザインのコツを紹介します。
フレンチレストランをヒットさせるコツは?
そうですね。まず資金のお話からすると、高級レストランを開業するのなら、最低でも5,000万円はかかります。
そういう意味で、独立開業でいきなり高級レストランを始めるのは無謀です。よっぽどの資金があるのならば話は別ですが、借り入れができなければ開業には至らないでしょう。
目安として3店舗目以降でしょうか。数店舗の成功で土台を築いてからチャレンジする人が多いですね。
もちろん、資金面だけでなく、現実的なプランも必要です。資金・計画・場所が全てそろっていなければ、高級レストランを経営していくのは難しいと思います。
特に場所は重要です。高級レストランの開業を考えているのなら、ある程度の広さがある物件を探しましょう。
高級レストランに必要なものは「開放感」
高級レストランは、サービスも値段のうち。スタッフの人数を多めに確保しなくてはなりません。また、前菜や火を通す料理など、パートごとに調理スペースが必要です。そのため、キッチンやフロアは導線を意識した広めの造りにする必要があるのです。
余裕のある空間も高級感を演出するための大切な要素です。ある程度の広さを確保したうえで、さらにフロアを広く見せたい場合は、鏡・スケルトン・折り上げ天井といった手法が有効です。
特に鏡は、壁面の一部に取り入れるだけで効果を発揮します。デパートの陳列棚や内装などにも取り入れられています。
また、シャンデリアを設置する際は、天井の高さも考慮しておきましょう。シャンデリアは、高級レストランらしい雰囲気を出すのに重宝するアイテムですが、天井の高さが足りないと圧迫感を与えてしまいます。そのうえで、シャンデリアはかなりの重量があるので、強度が足りているかのチェックも大切です。
はい。フロアからの眺望が良い立地なら、それを活かして窓を一面解放するのも効果的です。実際に、フロアが広くなっているわけでなくても、美しい景観が広がっているだけで、高級レストランに欠かせない「開放感」を与えられます。
フレンチレストランに適した壁材・床材
石・タイル・フローリングなどが候補に挙げられます。お店のコンセプトに合わせて使い分けましょう。
石
石は、多くの場合御影石や大理石を使います。高級感を与えられるうえに、耐用年数も長く、頑丈なので汚れがついても高圧洗浄機で清掃できる便利な素材です。しかし、材質そのもののコスト、壁や床に貼るための施工費はどちらも高価なので、予算と相談して採用しましょう。
タイル
タイルは、素材によって「磁器質タイル」「せっ器質タイル」「陶器質タイル」の3つに分けられます。
磁器質タイルは、非常に固く汚れにくいのでさまざまな用途で使われています。また、吸水率が極めて低いため、水回りにも適しています。
せっ器質タイルは、磁器質タイルよりもわずかに水を吸収します。その多くは、素焼きの素朴で自然な風合いを活かしたデザインに仕上げられています。
陶器質タイルは、デザイン性に優れたものが多いのが特徴です。吸水率が高く、強度もやや劣っているため屋外では使えませんが、内装に使用するだけの機能は十分備えています。
タイルは、値段が幅広くとにかく種類も豊富なので、お店の雰囲気にマッチするものを見つけたいところです。
フローリング
フローリングは、木のぬくもりが感じられる天然の「無垢材」を使用しましょう。細かい木材を接合して作られる「集成材」は、安価で品質も安定していますが、素材の良さが失われているので、高級レストランには適していません。
また、木材の種類によって、機能面や色合い、値段が大きく異なります。落ち着いた深みのある色合いなら「ウォールナット」「ローズウッド」、ナチュラルで明るい色合いなら「シカモア」「バーチ」といった木材がおすすめです。
もしくは、古民家から切り出した「古材」を活用して、味わい深い内装にするのも面白いと思います。
使い勝手の良い塩化ビニールの壁・床材ですが、安価な印象を与えてしまうことがあるので高級レストランには向いていないかもしれませんね。
反対にホテルなどで見かけるじゅうたんは、メンテナンスに手間がかかり、耐用年数が3~5年ほどと短いのでご注意を。張り替えやメンテナンスの費用を試算し、よく検討しましょう。
そして、従業員がメンテナンスできるかどうかも重要なポイントです。
メンテナンスの注意点 業者との連携を綿密に
清掃の際には、床や壁をキズつけないように気を配りましょう。特に、一般の家庭ではつかないような油汚れや、お客様が土足で出入りすることによる砂利を清掃する際に、床や壁をキズつけがちです。タイルやフローリングの種類によって、適した洗剤や強度が異なるため、施工業者に確認しておくといいですね。
フローリングのワックスがけは、半年に一回程度を目安に。乾燥するまでの間にホコリが入ってしまうのを防ぐため、湿度の高い日は避け、しっかりと掃除をしてからワックスがけを行うのが効果的です。
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