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【店舗改装】リノベーションで快適な店舗づくり

アースライン・コラム編集部です。
建物の良さは残しつつ、お客様が居心地よく過ごせるように機能性や設備をプラスしたリノベーション店舗が増えてきました。リノベーションを成功させるためには、どのようなところに気を配ればいいでしょうか。

今回は、「リフォーム」と「リノベーション」の違いやリノベーションを行う意味を、8月に開設したアースグループのインフォメーションカウンターを事例に、アースライン社長の佐野がご説明します。
店舗のリノベーション

「リフォーム」と「リノベーション」の違い

「リフォーム」と「リノベーション」という言葉がありますが、どのように使い分けるのですか?「リノベーション」の方がなんとなく高級感があります

「リフォーム」は、壁や天井、床などを張り替えたり塗り替えたりします。構造は変えずにリフレッシュするという感じですね。

一方、「リノベーション」は、店舗の改装にプラスαを加えることによって使い勝手を良くし、お客様の居心地をより快適なものとします。間取りを変えたり、電気配線や配管を変えたりと大掛かりな工事になります。

店舗のコンセプト変更や、来店されたお客様にインパクトを与える改装は「リノベーション」ですね。いま、キレイなだけでは納得せず、オシャレやカッコよさも求める人が増えています。どちらが良いというものではなく、状況や予算にあわせて検討します。
リノベーションした店舗

オシャレでカッコいい店舗にしたいけれど、1から自分で考えるのは難しそうですね・・・

そのために店舗デザイン会社や施工業者のようなプロがいるんです。「居心地のよさも兼ね備えたオシャレな店舗」に向け、専門家に自分の思う店舗について話をし、意思の疎通を図りましょう。

コミュニケーション不足のまま施工してしまうと、せっかくのリノベーションがプラスにならない場合もあります。

費用はどのぐらいかかりますか?これまでのお話からするとリノベーションは高くつきそうですね

壁紙を張り替えるリフォームなら、それほど費用はかかりませんが、リノベーションの場合は、2倍、3倍の費用がかかるので悩むところですね。

リノベーションは最初こそ費用はかかりますが、お客様に居心地の良さや快適さを提供できるようになります。集客につながり、のちのち店舗経営が順調となる可能性が高いのです。

またテナントビルのオーナーさんにもリノベーションはおすすめです。空き物件として家賃収入がない状態が続くくらいなら、思い切ってリノベーションでガラッとおしゃれな雰囲気に変えてみるはいかがでしょうか。リノベーションにより多くの店舗オーナーさんに興味を持ってもらい、長く出店してもらう方が安定したビル経営が継続できます。

工夫を凝らしたアースグループ インフォメーションカウンター

アースグループのインフォメーションカウンターを開設しましたね

グループ3社「アースライン」「アースビルテック」「アースクリエイト」の窓口となるカウンターを開設しました。内装はもちろんアースラインがこだわって仕上げました。
このインフォメーションカウンターは、私のアイデアでさまざまな工夫を施したものなんです。

参考サイト
アースグループ 公式サイト

素敵な店舗ですね。具体的には、どのような工夫をされているのですか?

この個室のような商談スペースの壁の部分は、ソファの座面と同じ「布団張り」という工法で張っています。壁面と生地との間にウレタンや綿などのクッション材を入れているんです。クロス張りとは違って立体的に見え、やわらかい、ふんわりとした雰囲気に仕上がります。 吸音・断熱効果もあるんですよ。間取りから変えるリノベーションだからこそできた空間です。
また、背もたれの奥に空間を設けることで個室感がありつつも圧迫感がないように設計しました。

個室のような商談スペース

コバルトブルーの部分が「布団張り」

こちらの壁は変わっていますね。ガラスが入っているんですか?

こちらの壁にはリビング用のタイルを張っているのですが、一面にタイルを張ってしまうと、どうしても圧迫感が感じられます。その圧迫感を解消するために、タイルと同じサイズで角ガラスをつくり、ところどころに入れているんです。

壁にガラスを入れたのは、私の思いつきです。特注で作ったのでどこにも売っていません(笑) もちろん、お客様に「このようにして欲しい!」とご要望をいただければ、それに応じてお作りします。

また、タイルの壁の一部にはテレビを埋め込んでいます。通常であれば壁に沿ってテレビを置くので、テレビの部分がどうしても出っ張り圧迫感がでます。埋め込みによりその圧迫感が軽減されているんです。
テレビが埋め込まれた壁 

テレビを壁に埋め込むのはいいですね!

これもリノベーションだからできることです。インフォメーションカウンターでは、あまりよけいなものを置きたくないので、テレビだけではなく、棚も壁の棚部分に埋め込んでいます。

壁から出っ張っている部分は20cmですが、奥行は30cmほどあります。そのため、狭苦しさもなく、通路も広くなり、空間が広く見えるというメリットがあります。

棚が埋め込まれているので足がないんですね

そうなんです。棚の足がないので床を広く使えます。狭い通路でも歩きやすいんですよ。
いずれもちょっとした工夫ですが、リノベーションのメリットである、快適で居心地よい空間ができあがっていると思います。

他に工夫された点はありますか?

トイレの便器の位置を変えました。手前を空けて使いやすくしたかったので、もともとあったトイレの配管を外して後ろに15cmずらしたんです。それだけで、かなり広く感じられるようになります。便器も小さめのものに変更しました。
配管の写真

リノベーションの場合、配管にまで手を加えられるんですね

リノベーションは、間取りから見直すケースが多いんですよ。アースグループのインフォメーションカウンターでは、半個室の商談スペースを作ったことでふさがれたオフィススペースとの導線を、小窓を設置することで繋げました。

実際の導線を想定したほんの小さな工夫により、快適な空間は実現できます。お客様と施工業者とのコミュニケーションの中で良いアイデアが生まれることもあるため、綿密な打合せが大切です。

これからの店舗のあり方

窓を開けて換気

これからの店舗は、コロナ対策も必要になりますね

いままでの店舗は、エアコンの効きや防音を考え、気密性の高いものがほとんどでした。ですが、感染症対策として、換気が大切だといわれています。その点、この店舗の入口脇には小さなルーバー式の窓を設置し、換気しやすい作りになっています。これはちょっとした工夫ですが、換気にはかなりの効果があります。エアコンも換気を前提に、通常の1.5倍のパワーのものを設置しています。

このような工夫が散りばめられた店舗を実際に見られるのはいいですね。これからお店を開店させようとする人の夢が広がります

動画や図面だけでは分からない部分も、実際にこのように見る機会を得て、イメージがさらに湧いてくるかと思います。
ここはオフィスですが、お客様に向けたショールームでもあります。そして受付を見てもらえれば、バーカウンターもある(笑)

バーカウンターですか(笑)実際にお酒が飲めるんですか?

飲めますよ。実際に何度か飲んでいます。
会社は、お酒と場所を提供していますので、福利厚生的な意味あいもありますが、これも店舗改装のヒントの一つになればと思っています。

「リフォーム」と「リノベーション」では、それぞれの役割が異なります。そのときどきに必要な改修を行うものですが、悩んでいるようであればプロに相談してみてください。

店舗の内装デザインはアースラインにおまかせください!

店舗デザイン専門のエキスパート集団「アースライン」では、物件探しからアフターフォローまで店舗づくりをサポート。30年以上の経験に基づいた確かな知識と技術で、オーナー様が望むオンリーワンの店舗をカタチにします。

アースラインは、大掛かりな設備が必要な重飲食がもっとも得意。その経験に裏打ちされた確かな知識と技術で、どのような業態でも対応することが可能です。カフェやレストランなどの飲食店のほか、クリニック、サロン、アパレル、スクールなど幅広い業態の施工事例・実績をもっています。

お問い合わせ・お見積もりを無料で行っていますので、店舗づくりについてのご相談はお気軽にお問い合わせください。

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