店舗づくりコラム
Blog
有効的なVMDとは
いつも弊社ブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
店舗デザイン・設計施工の株式会社アースラインです。
ウィンドーショッピングだけのつもりが、ディスプレイに惹かれてついつい購入してしまった…などという経験は誰しもあると思います。
アパレルショップなどの売り上げを左右する重要なポイントの一つにVMDというものがあります。
VMDとは…
VMDとはビジュアル・マーチャンダイジングのことで、視覚的に訴えお客様の購買意欲を掻き立てる、ディスプレイによるマーケティング手法です。
簡単に言うと、主にショーウィンドーや店内のマネキンなどの演出のことです。
VMDの中にもいくつか種類があり、VP・PP・IPなどと分類されます。
専門用語になってしまいますが、ショップ出店時には大切なポイントになりますので出来るだけわかりやすく解説いたします。
VP -ヴィジュアル・プレゼンテーション-
VPはそのお店のMD(マーチャンダイジング)の特徴やコンセプトを表現すること。また、そのスペースのことを言います。
一般的にはお店のショーウィンドーやステージ上に数体のスタイルを展開したり、シーンを切り取ったようなものの事です。
ブランドストーリーやブランドメッセージなどを発信する場でもあります。
MDとは、マーチャンダイジングの事で「誰に、何を、いくらで、どのように提供するか」を決定することです。
商品の品揃え(仕入れ・在庫)や価格設定から、店舗レイアウトの計画、商品自体の企画開発など、計画・活動すべてを総称してMD(マーチャンダイジング)と言います。
IP -アイテムプレゼンテーション-
店内でお客様が手に取れるようにハンガーなどで陳列されている状態、またはそのスペースのことを言います。
要するに綺麗にディスプレイされているものではない、普通に並べられている商品の事ですね。
IPの中にもさらに種類があり、フェイスアウト・スリーブアウトと呼ばれます。
・フェイスアウトとは、商品の顔である正面(フェイス)が見えるようにハンガーにかけられている状態で、PPを兼ねることもあります。新作や売り出し中の商品などをお客様にアピールする際に使われる手法です。
・スリーブアウトとは、商品の袖(スリーブ)が見えるようにハンガーにかけられている状態です。袖や身頃の丈の変化を表現するのに向いているため、同じデザインの型違いなどを一緒にスリーブで掛けることもあります。
PP -ポイントプレゼンテーション-
IPされている商品の中からピックアップして着こなしや使い方を表現すること。また、そのスペースのことを言います。
ラックや棚のそばに置いてある、綺麗に着せ付けられているマネキンなどがこれです。
何気なくラックから手に取った商品と同じものを、近くのマネキンが素敵に着こなしていたら、より欲しくなりますよね?
手に取った商品を買うか悩んでいるお客様の背中を押す役割でもあるかもしれません。
まとめ
VMDでお客様の購買意欲をうまく掻き立てることができればおのずと売り上げも伸びてきます。
良い商品であっても、それだけでは中々売り上げが伸びないのが現状です。魅せ方は売り上げにも直結するとても重要な切り札という事です。
また、時期・時間帯などによって変化する客層に合わせて魅せ方を随時変更していくと、その時々に居るお客様をキャッチしやすいでしょう。
本来のVPはブランド側が発信したいメッセージを表現する場ですので、元々の概念とは少々異なってくるかもしれませんが、こちらの伝えたいことばかりではなく、今居るお客様に寄せていくことも売り上げアップには必要なことです。
そのため、1日に何度もマネキンを着せ替える店舗もあります。
中々入店客数が伸びない場合、お客様にとってそのVPが魅力的ではないという事かもしれません。店頭の新鮮味は入店客数に大きく影響を及ぼします。店内の流れを変えるためにもVPを見直してみましょう。
臨機応変にうまく立ち回れば大幅な売り上げアップも可能かもしれません。
アースラインでは、店舗デザイン・設計施工と共に、VP作成などVMDに関してもご相談を承ります。
是非お気軽にご相談くださいませ。
株式会社アースラインです。お知らせなどを発信しています。
関連する記事
-
- 2018.09.25
- 店舗づくりコラム
-
- 2018.06.20
- 店舗づくりコラム
-
- 2018.06.25
- 店舗づくりコラム
-
- 2018.07.11
- 店舗づくりコラム