設計・施工
【照明】印象を良くする!売上に効果的なテクニックとコツ
店舗デザイン・設計施工の株式会社アースラインです。
お店の雰囲気を作ったり商品の強調をしてくれる照明器具。照明ひとつでお店のイメージはがらりと変わることもある為、店舗のコンセプトに合う照明計画は重要となります。
今回は住宅にある過ごしやい照明ではなく、非日常感を味わえる店舗ならではの照明について紹介していきます。
店舗に合う明るさ(ルクス)と照明種類を知っておく
まずは照明に関する用語や種類を押さえておきましょう。
照度
光があたっている面の明るさを示し「ルクス」という単位を使います。
照度は高ければ良いというものではなく、明るすぎても光が反射して商品が見えづらくなり逆効果になってしまいます。
例えば、真夏の海辺だと照度は10万ルクスを超え、非常に眩しいと感じるためサングラス無しでは物が見えづらい状態になります。一方、夜の月明かりはわずか4ルクス程度と非常に暗く、隣の人の表情を確認するのも難しい明るさです。このように、極端な明るさでは物の見え方が変わってしまう為、店舗の種類によってJIS規格で定められているのです。
照明を効果的に使うためにも、適切な照度を把握し、店舗に合った照明計画を考えていくことがポイントとなります。
光源
光の発信源のことで代表的なものとしては以下のものがあります。
◇LED
LEDは広く一般化し、今の時代主流の光源といえるでしょう。寿命が長く省エネ性に優れており、本体が熱くなりにくく紫外線も少ない為、商品を長時間ディスプレイする場合などに最適です。さらに、光色を選ぶことができたり、器具によっては光色の切り替えが可能な電球もあります。
LEDはまだまだ進化をし続けており、新しい可能性があると期待が大きい電球です。
◇蛍光灯
拡散型の光を発するために、物の周りに影が出にくいのが特徴です。熱も持ちやすく紫外線も含みます。その為、長時間光を当てると、壁や商品がや商品が変色する原因になってしまうというデメリットもあります。
◇白熱灯
LEDの特徴に似ており、商品を鮮やかに照らしてくれますが寿命はLEDよりはるかに短く、省エネ性は劣ります。また、他の電球と違って、光色が選べません。
照明の種類
店舗で使われる代表的なタイプは以下の4種類です。
◆ダウンライト
天井に埋め込むタイプで、配置の自由度が高く幅広く使い分けることができます。メイン照明としても間接照明としても、どちらでも便利に使うことができるでしょう。
◆スポットライト
光を一か所に集中的に当てる照明で、ディスプレイやステージに向いています。空間を強調する効果に優れています。
◆ブラケットライト
壁に取り付ける小型の照明器具です。間接照明として取り入れることで、ムードが出る空間づくりが実現できます。
ライティングテクニックを部分的に取り入れる
明るい暗いなどの全体的なイメージがあり、さらに部分的な照明にこだわることが照明効果をもたらすコツといえるでしょう。過剰演出にならないよう留意しましょう。
お店の雰囲気がぐっとお洒落になるテクニックをいくつかご紹介します。
光源を隠す
簡単な上に演出効果がある照明の配置方法です。
店舗などでよく見られる例として、照明器具や電球を直接見えないように天井・床・壁に設置(配置)する方法があります。「空間」を照らすというよりは「天井」「床」「壁」そのものを照らし、反射したやわらかな光を空間のアクセントとします。
天井に光を向けた場合(コーブ照明)は実際の天井高よりも高く見える効果があり、部屋が広くなったような印象を与えることができます。光を壁に向けた場合(コーニス照明)は奥行や広さを感じさせる効果が期待できるので、廊下やエントランスなどでよく使われています。
ただし、これらは内装設計の段階から考えておかなくてはならない手法になってきます。
現状の店舗でも簡単に同じ効果を得られるテクニックとして、観葉植物の影になる位置に照明を配置してもいいですし、什器やソファの後ろ・下などにそっと忍ばせてほんのり明るい優しい表情を作り出すことも可能です。
内装の素材や色の効果を利用する
照明が白い壁は明るく黒い壁は暗く感じるように、天井・壁・床の素材や色の効果を知っておくといいでしょう。
青や緑といった寒色系は色温度の高い光を合わせると涼しげな雰囲気が見いだせます。ただし、色温度が高すぎると青が強調しすぎて寒々しくなることも押さえておきましょう。また、レンガ調や木目調など赤味のある素材には色温度が低い照明の方が落ち着いた雰囲気になります。ランプなどの色温度が高いものを使うと安っぽく感じる可能性があります。
アースラインでは、照明効果を追究した空間デザインをご提案させていただいております。
店舗の雰囲気づくりから気軽にご相談いただける体制にございますので、是非お問合せください。
株式会社アースラインです。お知らせなどを発信しています。
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