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14:路面店vsビル内店舗|それぞれの店舗デザインの考え方と費用差
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路面店vsビル内店舗|それぞれの店舗デザインの考え方と費用差
「同じ予算なら、路面店とビル内の店舗、どちらが有利なのだろう?」――店舗デザイン・設計・施工を検討し始めたオーナー様が、物件選びで多く突き当たる疑問です。店舗の物件は大きく「路面店」と「ビル内店舗」に分けられ、どちらを選ぶかによって、空間づくりの考え方も、かかる費用も変わってきます。視認性や集客のしやすさ、賃料、看板の自由度、施工面の制約――比較すべき要素は多岐にわたります。この記事では、路面店とビル内店舗それぞれの特徴とデザインの考え方、そして費用差が生まれるポイントを整理し、自分の業態やコンセプトに合った物件タイプを見極めるための視点をお伝えします。
路面店とビル内店舗の違いとは|店舗デザイン・設計・施工で押さえる基本
店舗物件は、立地のかたちによって大きく「路面店」と「ビル内店舗」に分けられます。まずは、それぞれの基本的な特徴を整理しておきましょう。
■ 路面店とは
路面店は、通りに面した1階部分に出入口があり、歩いている人が直接店内へ入れるタイプの店舗です。道路から店構えが見えるため、看板やファサード(店の正面)で存在感を出しやすく、通りすがりのお客様の目に留まりやすいのが特徴です。一方で、人通りの多い立地ほど賃料は高くなる傾向があります。
■ ビル内店舗とは
ビル内店舗は、雑居ビルや商業ビルの2階以上、あるいは地下階に入るタイプの店舗です。エレベーターや階段を上り下りして来店してもらう必要があるため、路面店に比べて「ふらりと立ち寄る」お客様は少なくなります。その代わり、同じエリアでも路面店より賃料を抑えやすく、面積あたりのコストパフォーマンスを重視するオーナー様に選ばれています。
■ 物件タイプが店舗デザイン・設計・施工を左右する
路面店とビル内店舗では、お客様の入り方も、見せ方も、設備の通し方も異なります。たとえば、ビル内店舗では排気ダクトを屋上まで立ち上げる経路が取れるかどうかが業態の成否を左右することがあり、路面店では外観デザインや看板計画が集客に直結します。つまり、物件タイプの選択は、その後のデザイン・設計・施工の判断に幅広く影響する、出発点とも言える要素なのです。
路面店のメリット・デメリットと店舗デザインの考え方
路面店の大きな魅力は、通りに対して店の存在を直接アピールできることです。ここでは、路面店ならではの強みと注意点、そしてデザインの考え方を整理します。
■ メリット:高い視認性と通行客の取り込みやすさ
路面店は、店構えそのものが看板の役割を果たします。通りを歩く人がふと目を留め、「気になるから入ってみよう」という来店につながりやすいのが強みです。とくに初めて出店するお店や、認知度をこれから高めたい業態にとって、通行客に直接アプローチできる立地は心強い武器になります。
■ デメリット:賃料の高さと外的環境の影響
人通りの多い好立地ほど賃料は高くなりやすく、固定費の負担が経営を圧迫しないか、慎重な見極めが必要です。また、道路に面しているぶん、通りの騒音や視線、夏場の日差しといった外的環境の影響も受けやすくなります。間口や開口部の取り方によっては、空調効率にも配慮が求められます。
■ デザインの考え方:ファサードと「入りやすさ」の設計
路面店のデザインでは、外観(ファサード)が集客を大きく左右します。お店のコンセプトが一目で伝わる外観にしつつ、「入りやすさ」とのバランスを取ることが大切です。たとえば高級店であれば、あえて間口を控えめにして特別感を演出する一方、カジュアルな業態であれば、ガラス面を大きく取って店内の活気を通りに伝える、といった具合に、コンセプトによって最適解は変わります。アースラインでは、外観デザインと看板計画を内装と一体で設計し、通りからの見え方まで含めて空間を組み立てています。
ビル内店舗のメリット・デメリットと店舗デザインの考え方
ビル内店舗は、路面店とは異なる発想で空間を組み立てる必要があります。「見つけてもらいにくい」という弱点をデザインでどう補うかが鍵になります。
■ メリット:賃料を抑え、内装に予算を回しやすい
ビル内店舗の魅力は、同じエリア・同じ面積でも路面店より賃料を抑えやすい点です。浮いた固定費を内装や設備に回せるため、限られた予算の中で空間の質を高めたいオーナー様に向いています。また、上層階であれば眺望を活かした空間づくりができる物件もあり、隠れ家的な特別感を演出しやすいのも特徴です。
■ デメリット:視認性の低さと来店ハードル
大きな課題は、通りからお店が見えにくく、来店までのハードルが上がることです。エレベーターや階段を使う必要があるため、「たまたま通りかかって入る」という集客は期待しにくくなります。そのぶん、SNSや看板、口コミでお店の存在を知ってもらう工夫が欠かせません。
■ デザインの考え方:誘導と「目的地」としての魅力づくり
ビル内店舗では、ビルの入口やエレベーター前のサイン計画が来店動線のカギを握ります。1階の限られたスペースに、お店の世界観が伝わるサインを置けるかどうかで、上階までたどり着いてもらえる確率が変わります。そして店内は、「わざわざ訪れる価値がある」と感じてもらえる目的地としての魅力が求められます。外の景色が見えない地下階であれば、内装の世界観で没入感を演出するなど、空間そのものを来店理由にする設計が効果的です。アースラインでは、こうしたビル内店舗ならではの誘導計画と空間演出を、業態に合わせてご提案しています。
路面店とビル内店舗で費用差が出るポイント|どこにコストの違いが生まれるか
路面店とビル内店舗では、工事費そのものよりも「どこに費用が乗りやすいか」という構造に違いが出ます。代表的なコスト差のポイントを、項目ごとに整理します。
■ 賃料(固定費)
路面店は視認性が高いぶん賃料が高くなりやすく、ビル内店舗は同じ条件でも抑えやすい傾向があります。
■ 看板・ファサード工事
路面店は外観づくりに費用を配分する価値が高く、ビル内店舗はビル入口やエレベーター前のサインが中心になります。
■ 排気・換気ダクト
路面店は物件条件によって屋外への経路を確保しやすい場合がある一方、ビル内店舗は屋上までの立上げ経路やビルの規約次第で工事費が変動します。
■ 給排水・電気・ガス
路面店は新規の引き込みが必要になる場合があり、ビル内店舗はビル側の容量や条件に左右されます。
■ 集客への投資先
路面店は外観・ファサードに、ビル内店舗は店内の世界観・体験に予算を配分しやすい傾向があります。
わかりやすい違いの一つが賃料です。路面店は視認性の高さゆえに賃料が高くなりやすく、開業後の固定費として経営に影響し続けます。一方、ビル内店舗は賃料を抑えやすいぶん、その差額を内装や設備に充てられる可能性があります。
施工面では、看板・ファサード工事に差が出ます。路面店は外観そのものが集客装置になるため、ファサードや看板に予算を配分する価値が高くなります。ビル内店舗は外観で勝負しにくいぶん、ビル入口やエレベーター前のサインに絞って投資する形が中心です。
とくに費用が読みにくいのが、重飲食における排気・換気ダクトです。路面店は物件条件によって屋外への排気経路を確保しやすい場合がある一方、ビル内店舗では屋上までダクトを立ち上げる経路が取れるか、ビルの規約で認められるかによって、工事費が大きく変わります。場合によっては、希望する業態自体が成立しないこともあるため、物件契約前の確認が欠かせません。
なお、業態別の費用相場そのものは、路面店・ビル内店舗のどちらでも大きく変わるわけではありません。参考として、アースラインのこれまでの施工実績にもとづく業態別の目安を挙げておきます(物件条件・仕様・立地によって変動します)。
- 重飲食(居酒屋・和食・中華・寿司・焼肉など):10坪1,000万円〜、20坪1,800万円〜
- 軽飲食(カフェ・バーなど):10坪800万円〜
- 高級飲食店:一般店舗は坪単価90〜100万円程度、高級店舗は坪単価120万円〜
- 美容室・サロン:坪単価90万円〜
- 物販(アパレル・雑貨など):坪単価70万円〜
近年は材料費・人件費の高騰により、坪単価そのものが上昇傾向にあります。費用の考え方やご相談の流れは、アースラインの費用目安ページでもご確認いただけます。
業態とコンセプトから考える物件タイプの選び方
路面店とビル内店舗のどちらが向いているかは、業態・コンセプト・予算のバランスで決まります。最後に、判断軸を整理します。
■ 通行客の取り込みを重視するなら路面店
カフェやベーカリー、テイクアウト中心の業態、物販店など、ふらりと立ち寄るお客様を取り込みたいお店は、路面店の視認性が活きます。新規開業で認知度をこれから高めたい場合も、通りに面した立地は心強い味方になります。ただし賃料負担が大きいため、想定する客単価・回転率と固定費のバランスを見極めることが大切です。
■ 目的来店型・隠れ家型ならビル内店舗も有力
予約中心の高級店、落ち着いた空間を求める業態、エステサロンのようにプライバシーを重視する業態は、ビル内店舗との相性が良い傾向があります。「わざわざ訪れる価値」を空間や体験でつくれるお店であれば、賃料を抑えつつ内装に予算を集中させる戦略が有効です。
■ 重飲食は設備条件を最優先に確認する
ラーメン・焼肉といった重飲食を計画する場合は、立地のタイプ以前に、排気・換気・ガス・給排水といった設備条件が物件で成立するかが分かれ目になります。とくにビル内店舗では、ダクト経路やビルの規約が業態の可否を左右することがあるため、物件契約の前に専門家の目で確認しておくことをおすすめします。
■ 契約前の相談がミスマッチを防ぐ
物件タイプの選択は、契約してしまうと後戻りが難しい判断です。だからこそ、物件契約の前に店舗デザイン・設計・施工会社へ相談し、「この物件で自分の業態とコンセプトが実現できるか」を見極めておくことが、結果的に無駄な費用やリスクを抑えることにつながります。アースラインでは、物件の見極めの段階からオーナー様と一緒に現地の条件を確認し、業態に合った物件選びをサポートしています。
まとめ|路面店とビル内店舗、店舗デザイン・設計・施工の視点で最適な選択を
路面店とビル内店舗は、それぞれに異なる強みと注意点があり、どちらが優れているという単純な話ではありません。路面店は視認性と通行客の取り込みに強く、ビル内店舗は賃料を抑えて内装や体験に予算を集中させやすい――この特性を理解したうえで、自分の業態・コンセプト・予算に照らして選ぶことが大切です。そして、物件タイプの選択は店舗デザイン・設計・施工のさまざまな判断の出発点になります。契約前の段階から信頼できるパートナーと相談することで、ミスマッチや想定外の費用を抑えやすくなります。
株式会社アースラインは、23年以上の実績と、重飲食からミシュラン掲載の高級店まで幅広い業態を手がけてきた経験を活かし、企画・店舗デザイン・設計・施工をワンストップで提供しています。東京23区を中心に全国対応が可能ですので、「路面店とビル内店舗、どちらが自分のお店に合うか迷っている」という段階からでも、お気軽にご相談ください。費用の目安は費用目安ページ、施工実績は施工事例ページでご覧いただけます。
株式会社アースラインです。お知らせなどを発信しています。
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