Blog

店舗づくりコラム


海外にいる気分を味わえる店舗デザインとは

アースライン・コラム編集部です。

ストレス解消やリフレッシュを目的として海外旅行に出かけていた人も、コロナ感染拡大防止のため自粛する日々。その溜まったストレスの解消として、海外の料理を食べられるお店に行く人が増えているそうです。海外気分を味わいたいお客さまに、飲食店はどのような工夫をしたらよいのでしょうか。
今回は、来店するお客さまが海外旅行をしているような気持ちになれる店舗デザインについてご説明します。

異国のデザイン

外装で、何料理のお店かアピール

これまでに、どのような国の飲食店を手掛けましたか?

ハワイ料理店とイラン料理店のデザイン設計・施工を行いました。2店舗とも、都内にありながら、現地を感じられるお店です。

飲食店において、お料理とともに重要なポイントとなるのが「内装」と「外装(ファサード)」。とくに一目でお店のイメージを伝えて来店を促す効果がある「ファサード」は、工夫が必要です。

たしかに、外観がお店選びのきっかけになることがあります

ハワイ料理店のファサードは、お店の看板に南国を感じさせる独特な形の葉「モンステラ」を飾り、ドアストッパーを「ビーチサンダルを履いた足」にするなどの工夫を行い、ハワイ感を演出しました。そしてテイクアウトの渡し口は、パイナップルやバナナで装飾された可愛らしいピンクの車(フォルクスワーゲン)。お客さまが写真を撮りたくなるスポットがいっぱいですよね。

この細部にこだわったファサードは、「生まれも育ちもハワイである”ロコ”の人たちが集まるような場所」をコンセプトにデザインしたお店なんです。

参考事例
吉祥寺 ALOHA酒場
ALOHA酒場ファサード

また、イラン料理店のファサードは、ご覧の通りペルシアンブルーのとても華やかなタイルでお客さまをお迎えします。
イランバーのファサード

海外にいるような雰囲気づくりの工夫

ハワイとはまったく異なるデザインですね。タイルの美しい青さが目を引きます

この宮殿風のつくりは、イランではよく見かけるものです。オアシスを感じさせるペルシアンブルーはとても映える色で、独特のエキゾチックさを醸し出します。

来店されるお客さまには存分にイランを感じて欲しいので、タイルはイランで焼いたものを買い付けました。日本のものとは製造方法や使う水なども異なるのでしょう。日本では表現できないような独特で美しいタイルです。

そしてこのお店は、ファサードだけではなく内装にも工夫を凝らしています。
ペルシャ絨毯柄の床

内装も青を基調とした素晴らしいものですね。床のペルシャ絨毯も高級感があります

ペルシャ絨毯に見えますよね? じつはこれ、床に手書きで描かれています。絵描きさんにお願いし、20日ほどかけて描いてもらったんです。時間をかけただけあって、素晴らしいものにできあがりました。

理想をいうと、現地で調達したものを使えば海外にいるような気分がさらに増し、雰囲気づくりに一役買うでしょう。しかしこのように、モノによっては現地のものから着想を得て、オリジナルのものを生み出すことも必要です。

実際のペルシャ絨毯は高価で、メンテナンスにも手間がかかります。その点、床に書いた絨毯であればゴージャスさはそのままに、掃除がしやすく感染症対策としても有効です。また、車いすでご来店の方にもやさしいですよね。

手描きだとは気づきませんでした! これだけ工夫をされているお店だと費用もかかりそうですね

打合せの回数や予算が多めに必要なのは確かです。通常、店舗をデザインする際は、お店のコンセプトをお伺いしオーナー様と一緒に考えていきます。そして「こういうものを店内に飾りたい!用意したい!」というイメージが具体化し、店舗デザインが決まっていくんです。

しかしながら、このようなテーマ性の高い店舗の場合、さまざまなイメージが交錯し、決定までに時間がかかってしまうことがよくあります。

また現地で買い付けを行う場合は、さらに時間や費用がかかります。買い付けは、店舗オーナー様に行っていただくこともありますが、その際は渡航費用や荷物の送料なども結構な負担になるでしょう。また、品物がなかなか届かないというトラブルも海外の業者とのやり取りではよくあることです。打合せの時間・予算・工期のいずれも、通常の倍かかると考えておいた方がいいでしょう。
貨物船で輸入

「話題性」や「意外性」のある店舗

これだけ工夫を凝らしたお店には、ぜひ多くのお客さまに来店していただきたいですね

そのためには集客策が重要です。いまはInstagramやTwitterですぐに情報が共有されます。そのためファサード、お料理のメニュー、コンセプトなどさまざまな面で「話題性」のある店舗デザインを考える必要があります。

食事に行くときは、インスタ映えするお店やメニューを見てから選ぶことが多くなりました

先日、仕事で京都に行く機会があり、SNSにアップしたくなるような素敵なカフェを見つけました。アメリカ西海岸にあるようなカフェの再現というのでしょうか。とにかく目を引く洗練されたデザインで、高級感のあるお店でした。

カウンター席のテーブル部分は、厚み3cmほどもある特注のガラスでできていて、京都を流れる川をイメージしたような、穏やかな波を感じさせるデザインなんです。そしてカウンター席の向かいの大きな窓には、京都だから出会える唯一無二の風景が、視界いっぱいに広がります。

一見、京都のイメージではないお店ではありましたが、ガラスのカウンターと窓からの風景だけで充分に京都を感じさせてくれる粋なカフェでした。
京都嵐山の風景

京都にそんなお店があるんですね! ぜひ行ってみたいです

京都で「京都風のカフェ」というのは普通です。もちろん、京都に行かれる方々は「京都らしさ」を求めている場合が多いので、お店のコンセプトとしては間違ってはいないでしょう。でも、京都らしい店舗はありふれていて、いずれも似通っているため差別化が難しい。そのため他のお店と異なるコンセプトのお店は、お客様の目を引くんです。

たとえば日本には、かなりの数のイタリア料理店や中国料理店があり、他の店舗との差別化を図る必要があります。現地の雰囲気を再現したような店舗デザインにすることは、お客さまの「海外にいる気分を味わいたい」という欲求を満たすとともに、差別化にもなるんです。

コロナ禍ではありますが、ストレス発散やリフレッシュのために外食する人も多くなってきました。お客さまに安全・安心な環境でお食事していただくのはもちろんですが、非日常の場を提供することも、お客さまの満足につながります。

店舗デザイン・設計はアースラインにおまかせください!

店舗デザイン専門のエキスパート集団「アースライン」では、物件探しからアフターフォローまで店舗づくりをトータルでサポート。30年以上の経験に基づいた確かな知識と技術で、オーナー様が望むオンリーワンの店舗をカタチにします。

アースラインは、大掛かりな設備が必要な重飲食がもっとも得意。その経験に裏打ちされた確かな知識と技術で、どのような業態でも対応することが可能です。カフェやレストランなどの飲食店のほか、クリニック・サロン・アパレル・スクールなど幅広い業態の施工事例・実績をもっています。

お問い合わせ・お見積もりを無料で行っていますので、店舗づくりについてのご相談はお気軽にお問い合わせください。

関連する記事